こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの末次です。
商品を輸送するための運送会社は、自社の商品やサービスに合った会社を選ぶのが基本!
商品ごとの取り扱いに長け、信用できる運送会社を選ぶ必要があります。
今回のコラムでは、運送会社の選び方について解説!
信頼できる運送会社を選ぶために押さえるべきポイントや基準、見積もり時の注意点などをご紹介します。
運送会社の選び方のポイントは?
運送会社ごとに運送可能な商品や対応エリア、得意な商品や備えている設備・サービスなどはさまざま。
大切な商品をお任せする運送会社を選ぶには、こんなポイントをチェックしてみてください。
今までの実績
運送会社を選ぶ際には、依頼したい商品の取り扱いに長けていてノウハウを持っている会社にお願いしたいものですよね。
今までどんな商品、規模の輸送を行ってきたのか、会社ごとの実績や得意不得意をチェックしましょう。
営業エリア
輸送先をもれなくカバーしているのか、遠方は協力会社と連携しているのかなど、自社の納品先へ確実に輸送が可能かをチェック。
自社の事業所に近い運送会社なら、トラブルへの対応が早いなどの安心材料もあるでしょう。
保有車種
依頼する商品は輸送先などによって、必要となる車種は異なるため、商品の特徴や要望に対応可能な車種を備えているかどうかは大きなポイントです。
運送会社で用いられるトラックには以下のような種類があります。
【トラックの大きさ】
- 小型トラック:積載量が2トン以下
- 中型トラック:積載量が4トン程度
- 大型トラック:積載量が10トン程度
【トラックの形・機能】
- 平ボディ:荷台がフラットで屋根や壁がないタイプ。雨風に弱いが荷下ろしはしやすい
- バンボディ:最も一般的なタイプで荷台がアルミなどで箱型になっている。雨風から荷物を守る
- ウィングボディ:箱型の荷台の両壁が翼上に開き、荷物の荷下ろしがしやすい
- 幌ウィング:荷台の箱が幌シートになっているタイプ。荷台が軽くなるため、たくさんの荷物を積める
- 保冷車:荷台が断熱加工され、温度管理をしながら低温で輸送できる
- 冷蔵冷凍車:荷台に冷蔵・冷凍装置が付いていて、冷やしながら輸送できる
窓口対応
細かなヒアリングや丁寧な対応をしてくれる会社は信用できるでしょう。
すぐに電話がつながって対応も早ければ、トラブルがあった場合も安心です。
特に年末年始・お歳暮・お中元時期など忙しい時期こそ、その会社の本来の姿が見えてきます。
Gマーク保有の有無
Gマークとは、安全管理や品質管理に注力している会社かどうかを判断する基準のひとつ。
一定の基準をクリアした事業所に対して、「公益社団法人全日本トラック協会」が認定・発行をしています。
安全管理や品質管理のノウハウやクオリティは外部からは判断しにくい部分なので、こういったマークを参考にするのも良いでしょう。
「Gマーク制度とは?認定までの流れや評価項目、利用者側へのメリットも」のコラムで、さらに詳しくご紹介しています。
キチナングループでは、山口県を中心に「貨物輸送サービス」をご提供しており、吉南運輸ではGマークを取得!
危険物や常温保存、イレギュラー配送など、あらゆるお客様のニーズにお応えします。
ご要望をヒアリングしたうえで、最適なご提案をさせていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。
運送会社の選び方で押さえたい点は品物によって異なる!
運送する品物によって取り扱い方法や注意点は異なります。
気をつけたいポイントを品物別に紹介しますので、商品によっては次のような点を特に注意してチェックするようにしましょう。
食品
消費期限や鮮度があるため、納期をしっかり守れることが大前提。
温度管理も必要です。
自動車部品、精密機器
積み込みや積下し、輸送時の振動や衝撃で破損しないよう、衝撃を吸収するエアサスペンションが付いた車を使用できるか確認しておきましょう。
精密機器の輸送については、下記のコラムもご参考ください。
精密機器の輸送で依頼先の決め方を解説!選ぶ際の注意点も詳しく
化粧品
適正な温度・湿度の管理ができることが重要です。
物流拠点として保管倉庫で積み込みや梱包も行うなら、化粧品製造業許可が必要なケースもあります。
化粧品を扱う際に必要な許可については「倉庫で化粧品を保管するなら化粧品製造業許可が必要!取得要件も解説」のコラムでもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
印刷物
横ずれによる印刷面のこすれなどが起こらないよう、振動を抑えて運転することや、湿度管理などが必要です。
運送会社を選ぶときの見積もりの注意点
候補の運送会社を絞り込んだら、見積もりをもらって費用を確認します。
その際に見るべき部分は、運送料金だけではありません。
輸送業務ではトラックを走らせるだけではなく、荷物の保管や積み込み、荷下ろしなどの付随業務も発生します。
運送会社によっては、これらの作業に対して運賃とは別に料金が発生することもあるので注意!
例えば以下のような費用が別途かかる可能性があります。
- 荷扱い(受け取りや保管)
- 荷待ち(ドライバーの待機時間)
- 宵積み(朝一に出発するために前夜以前に積み込む)
- 拠点経由(物流拠点での積み替えなど)
- サーチャージ(燃料費高騰分の割増)
運送会社ごとに項目や料金は異なりますので、運賃にはどこまでの作業が含まれているのか、別途費用がかかる項目は何でいくらかかるのかなど、しっかりチェックしておきましょう。
トラックの運賃についてはこちらのコラムでも詳しくご紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。
トラックの運賃はどう決められる?計算方法や注意点をチェック!
運送会社の選び方のポイントをチェック! 商品に合わせて選ぼう
大切な商品を安全、確実、スムーズに輸送するためにも、依頼する輸送会社はしっかり選びましょう。
商品ごとに特徴や取り扱い方法が異なりますので、その商品の輸送に対して実績やノウハウを持っている輸送会社に依頼したいものです。
そのほかにも、営業エリアや保有車種、窓口対応、安全管理や品質管理のクオリティなどのチェックを。
また、見積もりを確認する際は、どこまでの作業が運賃に含まれているかをしっかりチェック!
運送会社によっては運送に付随する積み込みや荷下ろし作業、待機時間、サーチャージなどで別料金が発生する可能性もあります。
キチナングループでも貨物輸送サービスをご提供しておりますので、山口県近郊で運送会社をお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた人
末次 正人
キチナンロジスティクス株式会社 営業部 部長
1996年新卒入社。キチナンロジスティクス株式会社 営業部。入社してからは茨城県や大阪府など様々な場所で配車や営業を経験。プライベートでは家族との時間を大切にしています。趣味はゴルフと食べ歩き。好きな言葉は「感謝」。
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