こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの末次です。

ネットショッピング需要の高まりから配送件数が増えている中、配送業務の効率化は急務。

配送業務を効率化することは、物流全体の効率化につながります!

そこで今回は、配送業務の効率化について解説します。

配送業務がかかえる課題や効率化するメリットなどもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

運送ドライバー

まずは配送業務が抱える課題を知ろう

配送業務がかかえる課題、それは増える業務負担人材不足です。

昨今のEC市場の拡大などから、配送量が増大しているのは周知の事実。

さらに、各社がきめ細かいサービスを競うことで、配達時間の細分化など業務が煩雑になり、現場の負担は増えています。

配達先が多いことや配達時間の指定なども相まって配送ルートの選択肢が多いため、配送ルートの最適化が難しいという事態にも。

また、物流業界は長年、人材不足に悩まされており、特にトラックドライバー不足は顕著です。

他業種に比べて低賃金、拘束時間が長く長時間といった労働環境の悪さが、原因の一つといわれています。

業務量や負担が増えているのに人材が不足しているため、労働環境がなかなか改善されず人材不足も解消されないという悪循環に陥っているのです。

配送業務を効率化する方法

配送業務における課題を解決する方法の一つが、業務の効率化です。

配送業務を効率化するために、以下のような方法に取り組んでみましょう。

配送フロー・作業フローの見直し

まず検討事項として挙げられるのは、物流拠点の集約です。

複数あった拠点を1カ所にまとめることで、複数の拠点間での転送がなくなり、配送効率が向上します。

拠点を経由せずメーカーの工場から直送という方法もあります。

物流拠点での出荷業務の効率化については「出荷業務を効率化!起こりやすい問題や効率アップの方法をご紹介」のコラムで詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

また、作業フローやスケジュールを見直して、物流センターや納品先での待機時間や空車時間の短縮、積込・荷下ろし時間の短縮に取り組むことも重要です。

積載率の向上

トラックに載せる荷物の量を増やすことができれば、一度の配達でたくさん配送できるので配送効率は向上します。

以下のような取り組みを検討してみましょう。

  • トラックの積載量に合わせた納品量にする
  • 商品カテゴリーを集約してムダなく載せられるようにする
  • 共同配送を導入する

共同配送とは、複数の企業が共同で荷物の輸送・配送を行うことです。

詳しくは「共同配送とは?メリット・デメリット、注意点などを解説」のコラムで解説していますので、ぜひご覧ください。

ITシステムの導入

ITシステムの導入には、業務のスピードアップや人材不足の緩和が期待されています。

配車や運行計画を作成する配車管理や、GPSを利用した配送ルートの最適化などが可能です。

ITシステムを活用することで、少ない人数でも効率的に業務を回せるようになるでしょう。

アウトソーシングサービスの利用

物流のプロによるアウトソーシングサービスを利用するのも一つの方法です。

手間のかかる配送業務をプロに任せることで、これまで配送業務にかけていた時間や人員を本来業務に注力することができます。

プロが対応することによってミスを減らすことが可能。

さらに、季節や需要によって業務量が変動しやすい商品の場合でも、常に適切な人員を確保することができます。

キチナングループでも、貨物輸送サービスを提供しています。

食料品、雑貨などの小さなものから、金型、鋼材など重量物まで、商品特性に合わせた提案を行います。

常時運行はもちろん、全国ネットワークを駆使して緊急の突発的な輸送も対応可能。

倉庫保管サービスと貨物輸送サービスを組み合わせて、物流用務をワンストップで提供することも可能です。

配送業務を効率化するメリット

走行するトラック

配送業務を効率化できれば、トラックの配車費用や燃料費、管理費用などを抑えて、大きなコストカットに!

人材不足の中、無理なく業務を回せるようになれば、トラックドライバーの労働環境改善にもつながるでしょう。

また、配送にかかる時間が短縮できたり、ミスが減ったりすることで、サービスクオリティも向上。

クライアントやお客さまからの満足や信頼を得て、リピーターの増加、売上増加が期待できます。

配送業務の効率化は物流業務全体の効率化につながり、影響が大きな部分でしょう。

配送業務の効率化で課題を解決!

増える配送量と人材不足、それが現在の配送業務の課題点。

そんな状況を解決するためにも、配送業務の効率化が求められています。

配送業務を効率化するためには、配送フローや作業フローを見直して所要時間を短縮したり、納品量の調整や共同配送の導入などで積載率の向上などに取り組んでみましょう。

ITシステムの導入や物流アウトソーシングサービスを活用するのも選択肢の一つです。

配送業務が効率化できれば、人材不足の解消にもつながるほか、コスト削減やサービス向上による売上アップも期待できます。

キチナングループでは、物流アウトソーシングサービスを提供しています。

商品の特性と要望に合わせて物流業務の最適化を提案しますので、お悩みの際はお気軽にご相談くださいね。

この記事を書いた人

末次 正人

キチナンロジスティクス株式会社 営業部 部長

1996年新卒入社。キチナンロジスティクス株式会社 営業部。入社してからは茨城県や大阪府など様々な場所で配車や営業を経験。プライベートでは家族との時間を大切にしています。趣味はゴルフと食べ歩き。好きな言葉は「感謝」。

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