こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの白石です。

 

派遣社員の採用でよく聞くトラブルのひとつに、入社してからのミスマッチがあります。

働き始めてから「業務内容が思っていたのと違った」「職場の雰囲気が合わない」といったミスマッチが起こることは珍しくありません。

 

そこで今回のコラムでは、派遣でミスマッチが起こってしまう原因やその対策を解説します。

派遣のミスマッチを防いで、自社に合った適切な人材を採用しましょう!

ミーティングをするビジネスマン

 

 

派遣でミスマッチを感じる場面

派遣社員が入社してから「こんなはずじゃなかった!」と、ミスマッチを感じる場面は主に3つあります。

どんなところで派遣社員がミスマッチを感じてしまいやすいのか、企業側としてもしっかり把握しておきましょう。

 

【1】業務内容のミスマッチ

スタッフが希望・想定していたものと業務内容が違うというミスマッチ。

もちろん、業務内容の説明を受け、納得してから入社しているのですが、実際に仕事を始めてみると、想定よりも業務のレベルが高い・低い、業務範囲が広い・狭いといったことが起こり得ます。

 

具体的には、スキルが十分に生かせない、身につけたいスキルにつながらない、業務のレベルが高くてついていけないなどです。

 

派遣での採用は即戦力を求めているケースが多く、未経験の人をじっくり育てていくという環境ではないことが多いため、業務内容やレベルにスキルが合っているかは重要なポイントです。

 

【2】待遇のミスマッチ

待遇面に関しては、思っていたよりも残業が多い・少ない、時給に対して業務のレベルが高すぎるといったことが起こり得ます。

勤務時間や時給金額に関しては書面で確認していますが、業務内容やそのレベルとのバランス、それについての感じ方などは、実際に働いてみないと分からないケースも少なくありません。

 

【3】環境・人間関係のミスマッチ

職場の雰囲気が合わない、同僚や上司とコミュニケーションがとりにくいといったことが起こり得ます。

同じ部署の同僚や上司との関係は働くうえで重要な部分ですが、実際に働いてみないとなかなか分からない部分で、事前に正確に把握するのは難しいでしょう。

 

 

派遣でミスマッチが起こる原因

派遣でミスマッチが起こる大きな原因は、情報不足です。

派遣の採用では、派遣先企業が直接応募者を選考することはできません。

 

そのため、求職者のスキルやニーズなどの情報は、派遣会社に確認することになります。

求職者側も求人の募集要項は派遣会社を通じて伝えられるため、スキルやニーズの確認、意思の疎通が上手くいかないと、入社後のミスマッチが起こる可能性があります。

 

求職者は、具体的な業務内容やその範囲、業務の難易度や残業の量、繁忙期の有無など、納得のいくまで質問して確認するべきですし、企業側もマッチしている人材なのかをしっかりチェックする必要があります。

 

理解や把握があいまいなまま進めてしまうと、入社してから「思っていたのと違う」というミスマッチが起こってしまいます。

 

また、派遣会社や担当者との相性も原因の一つとなり得ます。

担当者との相性が悪くコミュニケーションがとりづらければ、こちらの希望が正確に伝わらず、その結果希望に合った人材が紹介されない、入社しても継続できないといったことが起こる可能性があります。

 

さらに、派遣会社にも特色があるので、派遣会社の方針や多く扱っている仕事、登録スタッフなどが、そもそも企業やニーズと合っていないという可能性もあるでしょう。

 

 

派遣のミスマッチを防ぐ対策

派遣でのミスマッチを防ぐためには、やはり派遣会社や担当者としっかりコミュニケーションをとることが大切です。

担当者とのコミュニケーションが上手くいかない場合には、派遣会社が設置している相談窓口に相談してみましょう。

 

派遣会社の方針自体が合わないという場合は、派遣会社を変えるという選択肢もあります。

取り扱っている仕事の種類や件数、登録しているスタッフの傾向などを見極めて選んでみましょう。

 

また、直接雇用で採用したいという場合は、「紹介予定派遣」を活用するのもおすすめです。

紹介予定派遣とは、直接雇用を前提に最大6カ月間派遣スタッフとして働き、その後労働者と派遣先で双方の合意があれば直接雇用で入社するというシステムです。

 

スタッフにとっては実際に働いてみてから、企業側も働きぶりを見てから直接雇用を判断できるので、採用におけるミスマッチが発生しにくくなります。

 

紹介予定派遣のメリット・デメリットなど、詳しくは「紹介予定派遣の企業側・求職側のメリット・デメリットは?詳しく解説」でもご紹介しています。

 

じっくりヒアリングをしてくれて、丁寧にコミュニケーションをとり、希望に合った提案をしてくれる派遣会社を見極めましょう。

 

キチナングループでは、物流業界に特化した人材派遣サービスを提供しています。

専任のコーディネーターが、職場とスタッフの適正を見極めてミスマッチの少ないマッチングを提案。

地域に密着した人材派遣サービスだからこそ、最適なスタッフの派遣が可能です。

 

 

派遣のミスマッチを防ぐには丁寧なコミュニケーションが大切!

派遣社員が入社してからミスマッチを感じる場面は、主に「業務内容」「待遇」「環境・人間関係」の3つです。

 

派遣でミスマッチが起こる原因の多くは、情報不足やコミュニケーション不足です。

 

派遣の採用では、派遣先企業が直接応募者を選考することはできないため、求職者の情報は派遣会社に確認することになります。

 

そのため、派遣を利用して求人をする場合は、派遣会社や担当のスタッフとしっかりコミュニケーションをとり、ニーズにあった人材を見極める必要があるでしょう。

 

将来的に直接雇用を考えているなら、紹介予定派遣の活用も検討を。

直接雇用の前に一定期間派遣として働いてもらい、業務内容や待遇、環境、スキルなどをお互いに確認してから直接雇用できるので、採用時のミスマッチが起こりにくいですよ。

 

キチナングループの人材派遣サービスは、物流業界に特化!

物流業界で採用にお悩みの方は、お気軽にご相談くださいね。

この記事を書いた人

白石 重利

キチナングループ株式会社 生産事業部 課長

2021年中途入社。キチナングループ株式会社 生産事業部営業部。前職では大手人材企業で営業や人事にも関わっていました。プライベートでは家族との時間を大切にしています。子供がかわいすぎます。趣味はサッカーと大学時代にも夢中になっていたバンド活動。好きな言葉は「環境は自分で創る」。

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