こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの田中です。

 

製造業や物流業界で大切な作業のひとつ、検品作業。

取引先やお客様に正確・安全に荷物を届けるためには、丁寧な検品作業が欠かせません。

 

一方で、多くの企業では検品作業の効率化が課題となっています。

作業工数が多く納品が間に合わない、人件費を削減したい、そんな課題は検品作業を効率化することで解決できる可能性があります。

 

そこで今回は、検品作業の効率化のための課題を解説するとともに、検品作業を効率化するためのコツを紹介します!

検品作業の効率化に課題を感じている企業様は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

検品作業は重要な作業!

製造業界や物流業界で行われている「検品作業」は、大きく分けて2種類の仕事に分けられます。

1つは「検数」といって製品の品番や個数が間違っていないかを確認する作業、もう1つは「検質」といって製品の性能や品質をチェックする作業です。

 

検品作業は製品を入荷した際の「入荷検品」と、製品を出荷する際の「出荷検品」の2回に分けて行われます。

 

出荷検品作業を怠り、納入する製品の内容や個数に間違いがあったり品質が悪かったりすると、取引先やお客様からの信頼を失ってしまいます。

最悪の場合、契約を解除されてしまったり、大きなクレームにつながってしまうケースも考えられるでしょう。

 

また、入荷検品のミスは欠品や余剰在庫につながり、生産ライン全体に影響を与えてしまう可能性があります。

 

そのような事態に陥らないためにも、物流会社にとって検品作業はとても大切な作業といえるでしょう。

 

製品の入荷・出荷作業や効率化のコツは、それぞれ下記のコラムで詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

倉庫の入荷作業を効率化!流れや効率化のコツを徹底解説

出荷業務を効率化!起こりやすい問題や効率アップの方法をご紹介

 

検品作業の効率化のための課題とは?

物流業界における検品作業の効率化には、さまざまな課題があります。

何が原因でどんな課題が増えてきているのか、業界の傾向や作業内容を踏まえながら解説します。

 

課題① ミス削減のための作業工数の多さ

前述したとおり、取引先やお客様との信頼関係を構築するためには、丁寧な検品作業が欠かせません。

 

そのため、出荷検品・入荷検品ともに作業工数を多く割き、ミスを防ぐことが非常に重要です。

製品を取り出し、目視で品質を確認、仕様書と内容が合っているかを確認、検品結果を入力、製品をもとに戻すといった基本作業のほかに、製品によってはさらに多くの検品作業が必要なこともあります。

 

多くの場合はこれらの検品作業を手作業・目視で行っているため、効率化という意味でなかなか改善されないのです。

 

課題② EC事業の拡大や人手不足による作業量の増加

昨今、EC事業の拡大により、物流業界の作業量は増加しています。

しかし、業界全体では人手不足が問題となっており、限られた人数で多くの作業をこなしていかなければなりません。

 

そのため、検品に慣れていない作業員の手を借りることになり、多くのミスが起こることもあります。

 

EC事業は今や消費者にとって欠かせない事業であり、今後もますます拡大していくと考えられます。

検品作業にある「作業工数の多さ」という課題への対処、そして、業界全体の人手不足を解消するためには、検品作業の効率化が重要なのです。

 

検品作業を効率化するためのコツ

検品作業を効率化するための具体的な方法・コツを紹介します。

 

ダブルチェックを行う

検品作業におけるミスを防ぐためには、ダブルチェックが有効的です。

ダブルチェックとは誰かがチェックしたあとに別の人がもう1度チェックする方法で、1人では確認できなかったミスも発見されやすいというメリットがあります。

 

一方で、1人でのチェックよりも工数がかかるというデメリットはあるものの、ミスによる作業の遅れを回避できるという点においては、ぜひ効率化の一環として取り入れたい手法です。

次に紹介する工数削減のための対処法も同時に進める必要があります。

 

チェック方法をルーティン化する

ダブルチェックと同時に行いたいのが、チェック方法のルーティン化です。

商品や人によってチェック方法を分けている場合、どのように何をチェックすべきかから確認する必要がありますよね。

 

チェック方法をルーティン化することで、チェックにかかる時間を削減できます。

工数を削減できるため、ダブルチェックによって大幅に工数が増加してしまうということも避けられるでしょう。

 

ハンディターミナル・バーコードを活用する

検品作業の効率化として、ハンディターミナルやバーコードを活用する方法もあります。

ハンディターミナルとは片手で持ち運べる程度の大きさの端末で、バーコードを読み込んで検品情報をPCやタブレットにデータを蓄積することができます。

 

ハンディターミナルやバーコードを活用して検品を行えば、目視では確認できなかった検品ミスを削減することにつながります。

 

例えば10を超える桁数の品番でも、一瞬で読み取ることが可能です。

作業効率が上がり、同じ時間で処理できる検品の量が大幅に増加するでしょう。

 

ハンディターミナルやバーコードは検品作業だけでなく、ピッキング作業をはじめとする出荷・入荷作業全体で活用できますよ。

 

物流のプロに検品作業をアウトソーシングする

検品作業の効率化のためにダブルチェックやチェック方法のルーティン化は有効ですが、「現場の人手不足で現在の業務で手一杯」「新しい方法を試せない」という場合もあるでしょう。

 

また、コスト面がネックとなり新しい機器への投資に踏み切れないというケースも珍しくありません。

 

自社内の効率化が難しい場合は、アウトソーシングを活用することでも、検品作業の効率化を図れます。

倉庫での業務を思い切ってプロに外注化することで、コア業務に集中できるなどのメリットもありますよ。

 

キチナングループでは、物流作業におけるアウトソーシングサービスを提供しています。

物流倉庫の効率化や省人化にお悩みがあれば、ぜひ1度お問い合わせください。

 

検品作業の効率化は重要!アウトソーシングも活用しよう

製造業や物流業界で欠かせない検品作業ですが、多くの企業が検品作業の効率化における課題に直面しています。

その背景にあるのは、検品作業の工数の多さや業界全体の人手不足などです。

 

昨今EC事業はどんどん拡大していて、今後もますます成長が見込まれます。

そんな中、検品作業の効率化における課題解決は製造業界や物流業界にとって必要不可欠といえます。

 

検品作業を効率化するためには、ダブルチェックの強化やチェック方法のルーティン化がおすすめです。

ハンディターミナル・バーコードでの検品作業を検討してみるのも良いでしょう。

 

ですが、現場の人手不足を解消したいという場合やコスト面が課題となって新たな機器の投資に踏み切れない場合は、検品作業のアウトソーシングもおすすめです。

アウトソーシングを活用することで検品作業にかかる工数を一気に削減し、コア業務に集中できるなどのメリットもありますよ。

 

キチナングループでも物流作業におけるアウトソーシングサービスを提供していますので、ぜひ一度ご相談くださいね。

この記事を書いた人

田中 陽萌

キチナングループ株式会社 倉庫事業部

2019年新卒入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部営業部。プライベートでは最近始めたゴルフのレッスンにいそしんでいます。センスがあるみたいで急成長中です。趣味はネイルで気分を上げること。好きな言葉は「愛嬌こそ正義」。よく食べ、よく飲む関西女子です!

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