こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの岡です。   物流業界が抱える課題を解決するためにも、IT化は避けて通れない重要なポイント。 物流業界は実際に人が担う作業が多い業界ですが、IT化を進めている企業も増えています。   今回のコラムでは、物流業界におけるIT化、IT活用について解説。 物流業界でIT化が必要な理由やそのメリット、ITを活用して業務改善に取り組んでいる事例などをご紹介します。

物流業界の課題点とIT化が重要な理由

物流業界の大きな課題は人材不足! そもそも物流業界は、入荷・仕分け・梱包・発送・運搬など、人の手による作業が必要な仕事が多いです。   さらに、インターネット通販などの需要が増えたことにより、市場が拡大して業務量が増加。 さらなる労働力を必要としているのです。   しかし、少子高齢化で労働人口が減っていることや、物流業界の賃金水準、労働環境などから就職を敬遠されがちなことなどもあり、物流業界では人材の確保が難しい状態に頭を悩ませています。   物流業界における人材不足という課題を解決するためには、IT化やIT活用による業務改善が不可欠! 物流現場のさまざまな業務にITを取り入れて、課題解決に取り組む企業が増えています。   物流業界の人手不足については、こちらのコラムもご参考ください。 物流業界の人手不足問題を解説!現状や原因、対処方法をチェック    

物流業界でIT化、ITを活用するメリットは?

物流業界でIT化、IT活用することで、業務効率をアップさせ、人材不足の解消が期待されています。   たとえば、ハンディターミナルを導入して検品や棚卸作業の効率アップ、在庫量をリアルタイムで把握して仕入計画に反映、システムで配送・配車計画を立てて輸送を最適化など。 業務効率をアップすることで、同じ作業を短い時間で効率的に行うことができます。   システムやロボットを導入して在庫管理や出荷を自動化させるなど、人が行ってきた作業をITに代替する取り組みも進められています。   入出庫管理や在庫管理などのデジタル化を助ける「WMS(倉庫管理システム)」についてはこちらのコラムもご参考ください。 WMS(倉庫管理システム)とは?導入の効果やメリットなど詳しく解説   また、顧客情報や利用データを分析することで、ユーザー属性や需要に基づく新しいサービスを生み出す企業も。 ITの活用により、企業やサービスに新しい付加価値を付けることも期待されています。  

物流業でのIT活用の事例もチェック

物流業界でIT化やIT活用により、業務改善を行っている事例をご紹介します。  

積載のITシミュレーションと輸配送管理システム

トラックへ商品を積み込む際、無駄のない積載方法をシステムでシミュレーションすることで、積載効率をアップ。 最大限積み込むことができるので、一度に輸送できる商品量を増やせます。   また、輸配送管理システムでトラックの稼働状況を把握・管理。 帰り便を有効活用して輸送を行うなど、効率的な配車が可能です。  

運搬予約システム

ドライバーの待ち時間を最適化するシステム。 トラックが倉庫に到着する時間をオンラインでリアルタイム管理し、倉庫でも事前に出荷準備などを開始できます。   導入企業ではドライバーの待ち時間を大きく削減できたという実績もあるようです。  

AIやドローンによる無人輸送

海外では、実際に無人宅配自動車による宅配事例も。 ドライバーが少なくても、配送することができます。 ドローンによる無人輸送の計画もあり、渋滞などのリスクを避けられることが期待されています。   「自社で今すぐITやシステムを導入するのが難しい」という場合は、物流倉庫のアウトソーシングサービスを利用するのもひとつの方法です。   キチナングループは西日本、関西を中心に物流事業を展開しています。 輸送、保管、生産管理、製造請負など、お客様のビジネスを物流でサポートしています。 現在自社で行っている物流業務を一括で請け負うことも可能です。 物流をプロにアウトソーシングすることで、本業に専念することができますよ!    

物流業界の課題解決にはIT化が必須!IT活用で業務改善を図る

人の手による作業が多い物流業界では、人材不足という課題を長年抱えています。 近年は市場拡大により業務量が増え、さらに人材不足問題が顕著に。   そんな物流業界の課題解決のため、IT化、ITの活用が求められています。 ITやシステムを活用することによる業務効率の向上や、システムやロボットによる作業の自動化で人材不足の解消を期待しています。   また、顧客情報や利用データを分析し、ユーザー属性や需要に基づく新しいサービスを創出し、企業やサービスに付加価値を生み出すことも期待されています。   すでに、ITによる積載シミュレーションや輸配送管理システムなどを導入して業務効率を図る企業も増えています。 AIやドローンを利用した無人輸送の計画を進めている企業も。   自社でのIT化が難しい場合は、物流倉庫への物流業務のアウトソーシングで業務改善を図る方法もあります。 お困りの際は、物流のトータルサポートが可能なキチナングループにもぜひご相談くださいね。

この記事を書いた人

岡 拓人

キチナングループ株式会社 倉庫事業部

2021年新卒入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部。幼少期に始めた野球を今でも仲間と楽しくプレー中。終わった後は飲みに行くことが好き。笑顔には自信があります!好きな言葉は「ありがとう」。感謝を忘れず精進します。