こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの白石です。
残荷とは、当日に出荷すべき荷物が出荷されずに、倉庫内に残ってしまっている状態のこと。
残荷が発生するとお客様に迷惑をかけ、自社の信頼やブランドイメージも損なってしまうため、絶対に防ぎたいものです。
今回コラムでは、残荷が起こる原因やその影響、そして残荷を防ぐための対策をご紹介します。
出荷作業を効率的に行うためにも、残荷という物流事故を防止しましょう。
残荷が発生すると、お客様や自社に損害を与えてしまいます。
残荷を防ぐための対策をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

残荷とは?あってはならない物流事故!
残荷(ざんか)とは、出荷されるべき荷物が出荷されず、倉庫内に残ったままの状態のことです。 これは本来、起こってはいけない重大な物流事故です。 出荷作業中の何らかの原因により、倉庫担当者が輸送業者へ引き渡せなかった、もしくは、輸送業者が倉庫に出荷すべき荷物を置き忘れてしまったなどのパターンがあります。 残荷が発生してしまうと、荷物を予定通りに納品先へ届けることができません。残荷が発生する原因と影響について解説
残荷が発生する原因は、見落としやチェックもれといった人為ミスです。 具体的にはこんなケースが考えられます。- 出荷すべき商品を見落とす
- 別の商品と取り違える
- トラックに載せきれずに積み残しが発生する
- あとで積もうと思っていて積み忘れる
- 出荷指示がもれている など
残荷の防止対策をチェック!

管理や出荷のルールを決める
荷物には出荷日と出荷先、出荷量を明記する、荷物の引き渡し時間と場所、担当者を決めるなど、管理や出荷作業のルールを決めて、そのルールを徹底しましょう。 イレギュラーな動きを減らし、運用ルールを徹底することでミスを減らすことができます。出荷時のチェック体制を整える
人はミスをするものと考え、最終チェックを怠らないようにしましょう。 チェックリストを作り、確認の担当者・場所を決めて、出荷作業後に指さし確認・声だし確認を。 細かいチェックは手間に感じるかもしれませんが、残荷が発生してしまうとかえって手間や時間がかかってしまいます。 作業を正確に行うことは、全体の時間を短縮することにもなるのです。 また、倉庫管理システムを導入することも、人為ミスの削減につながりますよ。 同時に出荷作業の効率アップも図れます。 「出荷業務を効率化!起こりやすい問題や効率アップの方法をご紹介」でも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。現場の整理整頓をする
倉庫内を整理整頓しておくことで、出荷商品を見落としたり、取り違えたりするリスクを減らせます。 どこに何があるか分かりやすく配置され、配置場所が共有されていれば、物を探す時間も削減して作業が効率的に進められるでしょう。 本業が忙しくて細かな在庫管理や残荷対策が難しいという場合は、倉庫保管をプロへアウトソーシングするという方法もあります! キチナングループの倉庫保管サービスでは、在庫管理はもちろん流通加工や検品、梱包、入出庫など、ワンストップで倉庫業務を提供しています。残荷とは出荷予定の荷物が残る、あってはならない物流事故
残荷とは、その日に出荷されるはずの荷物が何らかの原因で出荷されず、倉庫に残ってしまっている状態のこと。 残荷が発生すると、荷物を予定通りに届けることができず、取引先やその先のお客様に迷惑をかけてしまいます。 迷惑をかけたことで会社の信用やブランドイメージが損なわれ、今後の取引や売上に影響してしまうリスクも。 また、謝罪や損害賠償、今後の残荷を防ぐための対応などに手間や時間がかかり、通常業務の効率が下がってしまう可能性もあるでしょう。 残荷が発生する原因は、うっかり荷物を見落としてしまった、積み残してしまった、取り違えてしまったなどの人為ミスです。 残荷を防ぐためには、荷物に出荷日や出荷先・量を明記する、出荷場所や時間、担当者を決めるなどの運用ルールの策定と徹底、また作業後のチェックの徹底が不可欠。 倉庫内を整理整頓することも、見落としや取り違いのリスクを下げます。 倉庫管理システムの導入や物流アウトソーシングサービスの活用もぜひ検討してみてくださいね。 キチナングループでは、物流アウトソーシングサービスを提供しています。 荷物の特性と要望にあわせて物流業務の最適化を提案しますので、お悩みの際はお気軽にご相談ください。この記事を書いた人

白石 重利
キチナングループ株式会社 生産事業部 課長
2021年中途入社。キチナングループ株式会社 生産事業部営業部。前職では大手人材企業で営業や人事にも関わっていました。プライベートでは家族との時間を大切にしています。子供がかわいすぎます。趣味はサッカーと大学時代にも夢中になっていたバンド活動。好きな言葉は「環境は自分で創る」。