こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの津田です。
物流の6大機能の1つである梱包作業は、製品の品質保持や輸送効率アップのためにも欠かせないプロセスです。
インターネット通販の利用増加などから物流の需要や市場規模が拡大している中、業務の生産性を上げるためにも、梱包作業の効率化を目指す企業が増えています。
今回のコラムでは、物流プロセスにおける梱包作業の効率化について解説。
梱包作業を効率化することによるメリットや、効率化の方法、コツなどをご紹介します。
今、梱包作業の効率化が目指されている理由は?
物流プロセスにおける「梱包」とは、一般的に「工業包装」を指しています。
製品の運搬や破損防止を目的とした包装のことで、緩衝材や段ボールを使って梱包したり、発送ラベルを貼付したり、運びやすいようにパレットに積み付けたりする作業が該当します。
ちなみに、商品の見た目を整えるために個々に施される包装は「商業包装」といい、お菓子の個別包装やパッケージング作業などがそれにあたります。
いずれにしても、梱包は生産工程の中で最終工程にあたり、品質保持やその後の運送の効率化に欠かせない作業です。
近年、インターネット通販などの利用増加により物流需要や市場規模は拡大傾向。
それにともなって梱包件数が増え、現場での作業量や必要な時間、人手も増えています。
梱包作業は大きなリソースを割くプロセスであるため、見直しをすることでコストの削減や適正化を図りやすいです。
そのため、物流コストを削減し、業務の生産性アップを図るために、梱包作業の効率化を目指す企業が増えています。
梱包作業の効率化により、品質と輸送効率を保持したまま費用や時間、手間といったコストを下げることができれば、生産性の向上につながっていくでしょう。
梱包作業を効率化するコツと方法を解説
梱包作業では主に以下のような作業を行います。
- 荷物の種類に合わせて緩衝材や段ボールなどの梱包材を用意する
- 緩衝材や梱包材を使って梱包する
- ビニールテープなどで封止する
- 商品名や運送先などのラベルを貼る
- 運搬しやすいようパレットなどへ積み付ける
梱包作業を効率化するためには、まずはこの作業の流れについて作業環境と作業フローを見直してみましょう。
「作業台の高さやスペースは適切か?」「ムダな動きや動線が発生していないか?」「梱包資材の選定や移動に時間がかかっていないか?」「ミスが発生しやすい工程はないか?」など、1つずつ確認します。
作業性の悪い環境やムダな工程、非効率な状況を発見し、よりよい方法に改善していきましょう。
また、梱包機械やシステムを導入して効率化を図る方法もあります。
例えば、段ボールの組み立てができる「製函機」、段ボールの封止をする「封函機」、ラベル貼りをする「自動ラベル貼り付け機」など梱包作業の一部を自動化・半自動化するものから、機械を組み合わせて全体をラインで自動化するなどもあるでしょう。
自社での梱包作業の改善が難しければ、物流のプロが提供するサービスを利用するのもひとつの方法です。
キチナングループの「物流アウトソーシングサービス」では、梱包作業はもちろん、入庫から保管、流通加工、検査、検品、梱包、配送まで、ワンストップで効率的な物流サービスの提供が可能です。
お客様の要望をヒアリングしたうえで、最適なご提案をさせていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。
梱包作業の効率化でコスト削減と生産性向上を目指そう
インターネット通販の利用増加などから、物流の市場規模は増加しており、物流現場での作業量も増えています。
物流プロセスの一つである梱包作業は、大きなリソースを割くプロセスであるため、これを効率化することでコスト削減と生産性向上を目指そうとする企業が増えています。
梱包作業の効率化のためには、現在の作業環境や作業フローを見直し、ムダやムリ、非効率な部分を改善したり、梱包機械やシステムを導入して自動化を図ったりしていきましょう。
物流のプロが提供する「物流アウトソーシングサービス」などの利用も、ぜひ検討してみてくださいね。
この記事を書いた人
津田 康平
キチナングループ株式会社 倉庫事業部 主任
2018年中途入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部営業部。前職でも営業をしていました。プライベートでは奥様と買い物に行ったり、趣味のゴルフやバス釣りを楽しんでいます。好きな言葉は「この道より 我を活かす道無し この道を歩く」。
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