こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの採用担当荒木です。
女性を積極的に採用しようとする世の中の流れに伴って、以前よりもさまざまな業界で女性が活躍しています。
それは、男性が優位といわれていた製造業でも、例外ではありません。
今回は、製造業の仕事の中でも特に「生産管理」の仕事に注目して解説していきます。
製造業を目指す就活中の女性にとって「生産管理の仕事はやりやすいのか」「どんな人が向いているのか」などを解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
生産管理は女性も多い業種
生産管理の仕事は、製造業の中でも男女を問わずに仕事ができる職種です。
総務局の統計によると、製造業全体における男女比は、男性7割程度に対して女性が3割程度。
生産管理は製造業の中でも管理する側の立場となるため、比率だけでいえば女性の割合はさらに減るかもしれません。
とはいえ、女性の管理的職業従事者数は、年々増えているというデータもあるように、生産管理の現場でも、多くの女性が活躍するようになっています。
生産管理の仕事が男女問わずに従事できるのは、生産管理に任される仕事が、多岐に渡ることが理由です。
男性は、体力的な面から現場の実質的なフォローができたり、男性従業員が多い工場などでコミュニケーションが取りやすかったりという点で有利になることがあるでしょう。
一方、女性は粘り強さや仕事の正確性、リスクや変化に対して敏感である点などを生かせる方も多いでしょう。
女性も活躍!生産管理の仕事内容
では、実際に生産管理とは、どのような仕事内容なのでしょうか。
生産管理とは、生産計画から納品されるまでの生産業務全体の工程を管理することです。
生産管理は、QCD(Quality・Cost・Delivery)を最適化することを目的としています。
つまり、製品の品質・コスト・納期のそれぞれをしっかり管理し、利益を最大化することを目指す、重要な役割があるのです。
生産管理の主な仕事内容は次の通りです。
- 需要予測・生産計画
- 調達・購買の計画と実施
- 生産実施・工程管理
- 品質管理
- 在庫管理
- 原価管理 など
生産管理の具体的な仕事内容について詳しく解説します。
需要予測・生産計画
製品を生産する工程で、最初に行われるのが需要予測です。
過去の受注・販売データや季節変動、流行や景気などの要素を考慮した上で、製品の需要を予測します。
需要予測の結果が収益に大きく影響するため、正確さが求められる仕事です。
予測したデータに基づいて、生産計画を立案します。
生産に必要な資材や期間、人員や設備まで含め、生産に関わることすべてを網羅するよう計画することが必要となるでしょう。
生産計画は、納期を守れるかどうかに直結する重要な仕事です。
調達・購買の計画と実施
生産計画に基づいて、資材を調達します。
調達した資材も、長期間保管すると劣化する可能性が高まり、品質に影響します。
そこで、生産計画に沿った過不足のない量や数を、できるだけコストを抑えて調達することを目指します。
生産実施・工程管理
生産計画に基づいて、納期通りに正しい工程で生産が行われているか、管理する仕事です。
急なトラブルなどに対応できるよう、余裕を持った生産が行われているか、人員の配置や設備の状態を管理していく必要があります。
品質管理
品質管理は文字通り、製品の品質検査や不良品への対応を行う仕事で、生産管理の大きな目的の一つといえるでしょう。
完成品を細かくチェックするのと同時に、不良品があった場合は、原因の追及を行います。
在庫管理
在庫管理も生産管理の大きな目的の一つです。
製品の在庫だけでなく、資材や未完成品までも連携して、全体の在庫を管理します。
販売状況や生産状況を考慮し、次のサイクルへの微調整を行うなど、生産計画のチェックと調整を行う重要な仕事でもあります。
原価管理
原価管理では、製造に必要なコストを分析し、利益を最大化するための方法を考えます。
案件ごとに正確にデータを分析することで、業務や利益の改善につながります。
生産管理の仕事については「生産管理の仕事内容とは?必要スキルや生産管理の課題も知ろう」でも詳しく解説しています。
あわせて参考にしてくださいね。
生産管理はこんな女性に向いている!
生産管理の仕事は、他の製造業の仕事と比較すると、体力的な面を求められることが少ない職種といえます。
一方で、さまざまな部署の人とコミュニケーションを取ったり、調整を図ったりと気をつかう場面は多いかもしれません。
このような理由から、生産管理は次のような女性に向いているといえるでしょう。
- 柔軟性のある方
- コミュニケーション力がある方
- 自分の意見を言える方
- 繊細で細かい業務が得意な方
それぞれについて詳しくご紹介します。
柔軟性のある方
生産管理の仕事は、さまざまな部署や工程の間を調整することが多くなります。
中には難しいトラブルが起きたり、納期調整が必要になったりすることもあるでしょう。
そういったときにも対応できる柔軟性は、生産管理の仕事にとって重要な要素です。
昨今、生産拠点が海外へ移転することが増えるなど、製造業を取り巻く環境は大きく変わってきています。
今後さらに、生産全体における効率化が求められることが予想されます。
また、IoT化やAIの導入など、システム的な面でも新しい技術が入ってくることでしょう。
そういった環境の変化も柔軟に受け止められる方であれば、生産管理の仕事で将来的にも活躍できると考えられます。
コミュニケーション力のある方
男女問わずにいえることですが、生産管理の仕事にはコミュニケーション力が必要不可欠。
さまざまな部署や取引先と計画を共有し、調整を図ることが業務となるからです。
豊かなコミュニケーション力は、生産管理の仕事に生かせるでしょう。
自分の意見を言える方
女性で生産管理の仕事を目指す方は、人数の上では圧倒的に多い男性も含めてコミュニケーションを取る必要があります。
そのため、コミュニケーション力だけでなく、性別も年齢も関係なく、自分の意見を伝えられる力が必要となります。
ガツンと強く言うだけではなく、女性ならではの柔らかさで、明るく伝える努力ができる方であれば、生産管理の仕事で長く活躍できるでしょう。
繊細で細かい業務が得意な方
生産管理の仕事は、データや計画に基づいた正確な分析とチェックも仕事の一つです。
そのため繊細な視点を持った方や、粘り強く細かい業務を得意とする方は、生産管理の仕事に向いているといえます。
例えば、データの入力ミスや機械のトラブル、製品の異常など、生産管理の全工程でいつもと違うトラブルが起きる可能性があります。
ちょっとした違和感に気付ける女性は、生産管理の仕事で力を発揮できるでしょう。
生産管理の仕事でも女性の力を生かそう!
生産管理は製造業において、生産業務全体を管理する仕事です。
主に、QCD(Quality・Cost・Delivery)を最適化し、利益を最大化することを目的としています。
仕事内容は多岐に渡りますが、データ分析や計画立案、部署間・取引先との調整などが多く、製造業の中では、比較的、体力的な面を求められる場面が少ない仕事です。
さまざまな部署間の調整を行なったり、計画に対する情報や進捗を共有したりと、人とコミュニケーションを取ることが多くなることからも、女性が活躍できる仕事といえるでしょう。
柔軟性がある方やコミュニケーション力がある方は、特に生産管理の仕事に向いています。
その他、男女・年齢などに物怖じすることなく意見を伝えられる方や、繊細な仕事に粘り強く取り組める方は、生産管理の仕事を目指すのも良いかもしれませんね。
キチナングループでは、男女関係なく、経験やスキルを生かして働ける環境をご用意。
「明るい笑顔で素直、他人に気配りができる、すぐに行動できる」、そんな価値観を共有する、たくさんの女性が活躍しています。
ご興味のある方はぜひ、キチナングループの採用ページをご確認ください。