
重量物とは?
重量物とは、言葉のとおり非常に重量のあるモノのこと。 「何キロ以上」という明確な定義はありません。 重量物が指すものの幅は広く、わかりやすいものでいえば、トラックやフォークリフトなどの車両、工場で使用する機械や大型設備、楽器など。 冷蔵庫やテレビ、洗濯機などの日常で使う大型家電から、デスクトップパソコンやコピー機、シュレッダーなどのOA機器なども重量物です。 一人で持てないようなものはもちろん、一人で持てるものでも、持って重いと感じるものは、「重量物」と考えて良いでしょう。重量物輸送で使用するトラックの種類

- ユニック車(トラッククレーン)
- トレーラー車
- ラフタークレーン
- ポールトレーラー
ユニック車(トラッククレーン)
ユニック車はトラッククレーンとも呼ばれ、トラックに小型のクレーンを装備しているトラックです。 運転席と架装の間にクレーンが装備されている「キャブバック型」、アウトリガーで車体を支え、車体角度も変えられる「ハイアウトリガー型」など、種類も複数あります。 ユニック車は、クレーンの機能を利用して積み込みが可能。 人力では積み込みが難しいほどの重量物の輸送シーンでも活躍します。トレーラー車
トレーラー車は、トラクターと呼ばれる車によりけん引される車両のことです。 一般的にはトレーラー車=トラクター+トレーラー車のことを指す場合が多いです。 トラクターは、トレーラーと切り離したり、連結したりすることが可能。 積み下ろしが必要なく、トラクター部分と切り離すだけで、すぐに他の荷物の輸送に着手できるという効率の良さが魅力の一つです。 重量物を何度も往復して運ぶような状況にも適した一台です。ラフタークレーン
ラフタークレーンは、ラフテレーンクレーンとも呼ばれるクレーンを装備したトラックのこと。 ユニック車との違いは、以下の3つ。- 悪路でも走行できる
- コンパクトで小回りがきく
- 運転席からクレーンも操作できる
ポールトレーラー
ポールトレーラーは、トレーラー車の一種。 鉄道車両や電柱、鉄管などの長い構造物(ポール状)の荷物を運べます。 通常のトレーラーは、けん引する側のトラクターとけん引される側のトレーラーを分解できますが、ポールトレーラーははじめから連結されています。 運転技術が必要な車両ですが、長くて分解できないような重量物を運ぶのに適した一台です。 ここで紹介したトラックは、重量物を運ぶという性質上、重量や通行する道路状況により制限がかけられることがあります。 また、重量物の種類やトラックの種類によって、高度な運転技術や資格が必要なことも。 重量物の輸送は、輸送のプロへの依頼が安心です。重量物輸送の運送会社選びのポイントは?「運ぶ」以外のサービスにも注目

- 重量物の種類に合った車両の用意があるか
- 希望地域への運搬に対応しているか
- 車両の安全管理・ドライバーの管理体制が徹底されているか
- ユニック車や玉掛けなどの有資格者がいるか など
重量物輸送はプロへ!トラックの種類や運送会社の選び方も知っておこう
今回は重量物の定義や、輸送に使われるトラックについてご紹介しました。 重量物は、その名の通り重量のあるもの全般を指す言葉で、家電やOA機器、車両や大型設備など、さまざまなものが含まれています。 重量物の輸送には、以下のようなトラックが使用されることが多いです。- ユニック車(トラッククレーン)
- トレーラー車
- ラフタークレーン
- ポールトレーラー
この記事を書いた人

三村 和弘
キチナンロジスティクス株式会社 営業部 課長
2021年中途入社。キチナンロジスティクス株式会社営業部。趣味はゴルフと磯釣りで、休日は妻とゴルフの練習に行ったり、職場仲間と打ちにいくこともしばしば。特技は早起きです。好きな言葉は「誠心誠意」。