こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの岡です。
倉庫内が高温多湿でジメジメしていると不快ですし、結露やカビなどからトラブルが発生する可能性も!
倉庫は湿気がたまりやすい環境なので、湿気対策が欠かせません。
今回のコラムでは、倉庫で効果的なおすすめ湿気対策をご紹介します。
倉庫で湿気がたまりやすい理由や湿気がたまると起こり得るトラブルについても解説していくので、あわせて確認していきましょう。
倉庫の湿気対策はなぜ重要?
倉庫に湿気がたまると結露やカビにつながり、大切な保管製品にも悪影響を与えてしまいます。
倉庫は構造的に湿気がたまりやすいので、湿気対策は環境整備として欠かせません。
倉庫に湿気がたまりやすいのは、以下のような原因があります。
- 天井が高く広いので効率が悪い
- 窓が少なく換気がしづらい、換気効率が悪い
- 壁や床材に使用しているコンクリートが、水分を吸収する
- 保管物が多く、空気が流れにくい
倉庫は湿気対策として重要な換気と空気循環がしにくい環境のため、どうしても湿気がたまりやすいのです。
倉庫で効果的な湿気・カビ対策
保管製品の品質や従業員の健康を守る環境を整えるためにも、倉庫では適切な湿気対策が必須です。
倉庫で効果的な湿気対策と、保管製品を湿気やカビから守る対策をあわせてご紹介します。
こまめに換気を行う
湿気対策で重要なのは、換気によって湿気を含んだ空気を排出することです。
できるだけこまめに窓を開けて換気を行いましょう。
対角線上の窓やドアを2カ所以上開けると、空気の流れができて効果的に換気ができます。
ただし、朝晩や雨の日などは外の方が湿気が高い可能性があるため、窓を開けるタイミングに注意してください。
ベンチレーターを設置する
ベンチレーターとは、室内と室外をつないだ筒状の換気装置です。
屋根に設置して、自然排気で倉庫内の空気を直接外に排出できます。
シーリングファンを設置する
シーリングファンは天井に取り付ける大型の扇風機です。
天井付近にたまった空気を攪拌(かくはん)し、空気の循環を促す効果があります。
水蒸気をたくさん含む暖かい空気は上に上がる性質があるので、湿気対策の換気として効果的です。
除湿剤、除湿器を設置する
湿気がたまりやすい場所や特にしっかり湿気対策をしたい場所に、除湿剤や除湿器を設置するのも一つの方法です。
業務用の除湿剤・除湿器を採用しましょう。
温湿度計をこまめに確認する
カビの発生しやすい環境は温度20〜25℃、湿度80%前後といわれています。
温湿度計を設置して、こまめに数値を確認・把握することで、さらに効果的な対策に取り組めるでしょう。
倉庫内の四方に1カ所ずつ、戸外に1カ所が設置の目安です。
保管製品を湿気やカビから守る方法
湿気がたまると、保管製品がジメジメと濡れたり、カビが生えたりするおそれもあります。
大切な保管製品を湿気から守る対策も知っておきましょう。
- 製品をストレッチフィルムで覆い、製品とフィルムの間に乾燥材を入れる
- コンクリート床に製品を直接置かない
- 湿気に弱い製品はできるだけ高い位置で保管する
「倉庫は湿度管理が重要!適切な湿度管理方法をチェック」でも、倉庫の湿度管理についてさらに詳しく解説。
保管物ごとの管理方法などもご紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
湿気によって倉庫で発生するトラブルとは
湿気がたまると結露やカビが発生し、製品の変色や変質、破損の恐れがあります。
食品を保管している倉庫であれば、細菌が繁殖して食中毒などにつながってしまう心配も。
建物や設備が湿気で腐食したりサビてしまったり、不具合が出てしまう可能性もあるでしょう。
また、カビやカビをエサとしてダニが増えることで、ぜんそくやアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、夏に高温多湿の状況が続くことで熱中症など、従業員の健康トラブルにつながるリスクもあります。
品質管理や安全管理の側面からも、倉庫の湿度管理は大切です。
倉庫の湿気対策に自社のリソースを割くのが難しいという場合は、プロの物流アウトソーシングサービスの活用もぜひ検討を。
キチナングループでは、物流アウトソーシングサービスを提供しています。
手間のかかる倉庫管理業務をアウトソーシングすることで、本業に注力できますよ!
倉庫の湿気対策は品質管理や安全管理に効果的
倉庫は広く窓が少ない構造やたくさんの製品を保管していることから、換気がしにくく、湿気がたまりやすいです。
倉庫に湿気がたまると結露やカビにつながり、大切な保管製品にも悪影響を与えてしまうため、湿気対策は必須!
こまめな換気や空調設備の設置、除湿剤や除湿器を活用して湿気対策を行いましょう。
製品をストレッチフィルムで覆う、製品を床に直接置かないなども、製品を湿気やカビから守る方法の一つです。
倉庫で湿気がたまると、結露やカビ、カビをエサにしたダニや害虫が発生し、製品の品質低下、破損、建物や設備の不具合、従業員の健康被害などにつながる可能性があります。
品質管理や安全管理のためにも、湿気対策を施して倉庫内を適切な湿度に保ちましょう。
倉庫の湿気対策に自社のリソースを割くのが難しいという場合は、プロの物流アウトソーシングサービスの活用もぜひ検討を!
キチナングループでは、物流アウトソーシングサービスを提供しています。
商品の特性と要望に合わせて物流業務の最適化を提案しますので、お悩みの際はお気軽にご相談くださいね。
この記事を書いた人
岡 拓人
キチナングループ株式会社 倉庫事業部
2021年新卒入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部。幼少期に始めた野球を今でも仲間と楽しくプレー中。終わった後は飲みに行くことが好き。笑顔には自信があります!好きな言葉は「ありがとう」。感謝を忘れず精進します。
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