こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの岡です。
在庫や備品の管理方法の一つである、「3定管理」という概念をご存じでしょうか。
在庫管理の基本「5S」の整頓にあたる部分で、倉庫管理で3定管理を実践できればさまざまなメリットがあります!
今回は、3定管理の概要やメリットについて解説します。
3定管理の実施方法や定着させるコツもご紹介しますので、ぜひ取り入れてみてください。
3定管理ができていないと、どこに何があるのか明確でなく、必要な物を探すのに時間がかかってしまいます。
探し物に時間をとられて作業効率が下がりますし、非効率な作業で作業者にも負担がかかるでしょう。
また、在庫切れを起こしてしまいチャンスロスによる売上減少、備品の紛失や過剰在庫によるコストアップなどのデメリットも。
在庫や備品の整頓ができずに倉庫内が乱雑になっているのは、見た目も悪く、つまずいて転ぶなどの事故にもつながってしまい危険です。
本業が忙しくて細かな在庫管理にまでなかなか手が回らないという場合は、倉庫保管をプロへアウトソーシングするという方法もあります!
キチナングループの倉庫保管サービスでは、在庫管理はもちろん流通加工や検品、梱包、入出庫など、ワンストップで倉庫業務を提供。
さまざまなお客様のニーズに応える施設や倉庫を保有しています。

3定管理とは?定義と目的を解説
3定管理とは、「定品」「定位」「定量」を指し、在庫管理・備品管理の考え方の一つです。- 定品:決まった物を置く
- 定位:決まった場所に置く
- 定量:決まった量を置く
3定管理のメリットをご紹介
3定管理を導入する大きなメリットは、主に作業効率アップとミス・トラブル低減の2つです。 どこに何があるか決まっていて、誰でも一目で分かる状態になっていれば、物を探す時間を削減できます。 探し物に取られる手間や時間を減らして作業に集中することで、作業効率がアップします。 さらに、置く量を決めているので、もし量が変わっていれば誰もがそのことに気付けます。 在庫の減少に気付き追加発注をして在庫切れを回避する、備品の紛失などにもいち早く気付くなど、ミスやトラブルを防止しやすくなるでしょう。3定管理の実施方法と定着のコツ
3定管理は以下の方法で実施します。1.スペースを確保する
倉庫内に物を配置するスペースを確保します。 作業しやすい場所と広さを確保し、棚やボックスで仕切ったりテープで囲ったりして専用のスペースだと分かるようにしましょう。2.物の配置を決める
在庫や備品の種類ごとに置き場所を決めます。 在庫の出し入れの頻度、備品の使用場所や使用頻度などによって出し入れや作業がしやすい場所に配置しましょう。3.置く量を決める
使用頻度や管理内容などによって、それぞれ置く量を決めます。 パッと見て量が分かるように置いていきます。3定管理の定着のコツ
置いてある物とその量が分かりやすく置くことが3定管理のポイント。 配置場所はオープンタイプにする、名称と数をラベリングするなど、管理しやすい方法を考えてみましょう。 また、配置ルールは定期的に見直して、そのときどきの状況にあった使いやすいルールに更新していきましょう。 定期的に見直しのタイミングをつくるほか、商品や在庫の内容・使用頻度・作業フローが変わったときなども見直しのタイミングです。 常に使いやすさを維持し、習慣化することで定着につなげましょう。3定管理ができていないケースの弊害

3定管理とは物・場所・量を定める管理方法
3定管理とは、何を・どこに・どれだけ置くのかを定めて在庫や備品を管理する方法。 3定と「定品」「定位」「定量」を指し、在庫管理や備品管理の基本とされる「5S」の整頓に含まれます。 3定管理のメリットは、何がどこにあるのか決まっているので、必要な物を誰でもすぐに見つけられることです。 探し物の時間がなくなり作業効率がアップします。 また、置く量を決めることで量の増減が明確になり、在庫の多い・少ないにすぐ気付いて対応したり、備品の紛失に気付きやすくなったりするのもメリットでしょう。 3定管理は、以下の流れで実践しましょう。- スペースを確保する
- 置く物を決める
- 置く量を決める
この記事を書いた人

岡 拓人
キチナングループ株式会社 倉庫事業部
2021年新卒入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部。幼少期に始めた野球を今でも仲間と楽しくプレー中。終わった後は飲みに行くことが好き。笑顔には自信があります!好きな言葉は「ありがとう」。感謝を忘れず精進します。