こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの採用担当荒木です。
就職活動を行うにあたって、休日や残業、勤務時間などは気になるもの。
やりがいや興味のある仕事に憧れはあるものの、プライベートの時間も大切にできるよう、ワークライフバランスを考えて就活をしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
さまざまな業界がある中でも、今回は物流業界の休日の傾向についてお話します。
残業や勤務時間などもあわせてご紹介しますので、ぜひご覧ください。
物流業界の休日の傾向は?
物流とは物資を供給者から需要者へ運ぶことで、物流業界には営業や事務、倉庫スタッフ、トラックドライバーなどさまざまな職種があります。
物流業界では、職種によって休日の傾向に違いがあります。
休日の傾向について、職種ごとに詳しく見ていきましょう。
職種 | 休日 | 土日祝 |
総合職
(営業・総務・企画など) |
完全週休2日制
または週休2日制 |
休みの場合が多い |
トラックドライバー | シフト制 | [大手]休みの場合が多い
[中小]月1回または隔週で休み |
倉庫スタッフ | シフト制 | 企業によっては休み |
物流事務 | 週休2日制 | 企業によっては休み |
企業によって異なりますが、物流業界では職種によって休日の傾向が異なります。
営業や総務などオフィスワークを行う「総合職」は、カレンダー通りの休みになるケースが多いです。
ただし、総合職はさまざまな部署に配属される可能性があるため、配属先によっては土曜は隔週で出勤となる場合もあるでしょう。
なお、年末年始や夏期休暇を設定している企業も多く、長期休暇も比較的取りやすい傾向にあります。
物流業界の総合職の仕事内容について、詳しくは「物流業界での「総合職」とは?仕事内容やメリットをご紹介」でご紹介していますので、こちらもぜひチェックしてくださいね。
そして、トラックドライバーの休日は企業によって大きく異なります。
大手企業は土日祝を休みとしているケースもありますが、物流を止めることはできないため、トラックドライバーの休日は基本的にシフト制です。
ただし、厚生労働省の「自動車運転車者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)」で、トラックドライバーの拘束時間は基本、1日13時間とし、延長する場合でも16時間が限度、また、勤務終了後の休息時間は8時間以上必要と定めており、企業もそれに則って勤務と休みを調整しています。
人材不足など物流業界が抱える課題については、「物流業界の今後は?現状の動向と課題、将来性について詳しく解説!」でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
なお、倉庫スタッフや物流事務の休日については、倉庫や物流の休みかどうかに連動する場合が多いので、休日は企業によって異なります。
物流業界の勤務時間や残業もチェック
物流業界における各職種の勤務時間の傾向を見ていきましょう。
職種 | 勤務時間の傾向 |
総合職 | 8:30〜17:30 |
トラックドライバー | 配送の種類によって異なる |
倉庫スタッフ | 3交代制(朝番・昼番・遅番) |
物流事務 | 8:30〜17:30 または シフト制 |
総合職は配属先にもよりますが、勤務時間が決まっていることが多いです。
休憩時間も決まっており、実働時間は7.5〜8時間というケースが多いでしょう。
一方、トラックドライバーの勤務時間は配送の種類によって大幅に異なります。
個人宅への配送やルート配送を担当する場合は日中の勤務となり、8:30〜17:30の勤務が基本となることが多いですが、物流倉庫への荷物搬入など夜間に配送を行う企業の場合は、日中ではなく夜間の勤務となるでしょう。
長距離ドライバーの場合は、運転時間も長時間になるため、勤務時間は不規則になりやすいです。
ただし、厚生労働省ではトラックドライバーの労働時間について、先ほども紹介した通り、1カ月の拘束時間を原則293時間(最長320時間)、1日の拘束時間を原則13時間以内(最長16時間)とするなど、厳しく取り決められています。
一方、24時間稼働しているような倉庫に勤務する倉庫スタッフは、「6:00〜14:00」「14:00~22:00」「22:00~6:00」というような3交代制をとっている企業が多いです。
物流事務は総合職と同じく勤務時間が決まっている場合が多いですが、倉庫の稼働時間に応じて夜間に勤務が発生することもあり、その場合はシフト制を導入しています。
物流業界の残業時間と繁忙期
厚生労働省の「毎月勤労統計調査(2021年度)」によると、パートタイム労働者を除く一般労働者の所定外労働時間は、全産業において月平均13.3時間で、運輸業・郵便業は25.5時間と高いことがわかります。
クリスマスや正月から春の引っ越しシーズンにかけての時期は労働時間が長くなりやすく、5~6月は落ち着いて、夏から徐々に増えていくという傾向にあります。
ただし、これは物流業界に限ったことではなく、全業種で同じような傾向が見られます。
また、繁忙期はアルバイトなどのパートタイム労働者を増やすなどの対策を取っている企業がほとんど。
従業員それぞれが働きたいように働ける環境を整える企業も増えており、物流業界では労働環境や福利厚生を整える企業も増加傾向にあるので、企業選びの際はそういった点もあわせて確認してみると良いでしょう。
物流業界の繁忙期については、「物流業界の繁忙期はいつ?閑散期や乗り越え方も解説」でもご紹介しています。
キチナングループの実績も紹介!
運送をはじめ、保管業務や荷役作業のほか、流通加工、包装作業など多彩な物流サービスを展開するキチナングループ。
キチナングループの総合職は、次のような勤務時間や休日となっています。
【勤務時間】
8:00~17:30
※休憩時間90分を含む
※勤務先によって異なる場合あり
【休日休暇】
週休2日制(日曜、祝日、隔週土曜 ※土曜日は配属先事業部により異なる)
祝祭日、年末年始、夏期休暇、年次有給休暇、育児休暇、介護休暇、慶弔、特別休暇
【年間休日数】
105日〜120日(※配属先事業部により異なる)
また、当社の平均有給休暇取得日数は、2020年度は11.3日。
残業が多いイメージもある物流業界ですが、2020年度の当社の月平均所定外労働時間は10時間となっています。
物流業界の休日や勤務時間は業種や職種・企業それぞれの実績を確認を
物流業界には営業や事務、倉庫スタッフ、トラックドライバーなどさまざまな職種があり、職種によって休日や勤務時間の傾向に違いがあります。
たとえば、総合職の勤務時間は8:30〜17:30で、完全週休2日制または週休2日制を取る企業が多いです。
一方トラックドライバーの勤務時間は、日中の勤務の場合もあれば夜間でないと運送できない場合もあるなど、運送内容によって大きく異なり、休みも企業によって異なります。
物流業界はほかの業界に比べて残業時間が多い傾向にあり、さらに年末年始などの繁忙期は、残業が多くなりやすいです。
しかし、物流業界では従業員それぞれが働きたいように働ける環境を整える企業も多くあるため、ワークライフバランスを考えて就職活動を行う際は、そういった点もチェックしてみると良いでしょう。
この記事を書いた人
荒木 花恋
キチナングループ株式会社 経営企画部
2022年新卒入社。吉南株式会社経営企画部採用担当。 入社後、大型ウイング車の配車を担当。2023年1月より経営企画部に異動、入社して10ヶ月で採用担当として活動中。温泉巡りが好きで山口はもちろん、九州の温泉を巡って癒されています。好きな言葉は、”人事を尽くして天命を待つ”。