こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの津田です。
事業の拡大、取り扱い商品の増加などに伴って、物流倉庫の利用を検討しているという方も多くいらっしゃるかと思います。
ただし、すぐに利用する倉庫を決定するのではなく、一度見学することが重要です。
そこで今回は、物流倉庫の利用前の見学の重要性やチェックポイントをご紹介します。
物流倉庫の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
物流倉庫の利用前には見学がおすすめ!
物流倉庫の見学について、お話する前に、まずは「物流倉庫とはなにか」についてご紹介します。
物流倉庫とは名前からもわかる通り、物流全般を一手に引き受ける倉庫です。
一般的な倉庫の役割として商品の保管があげられますが、物流倉庫ではそれだけではなく商品の発送や仕分けなど、物流に関する全ての業務を担っています。
物流倉庫のメリットや選び方などについて詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。
物流に欠かせない物流倉庫ですが、資料で見た情報、聞いた情報だけで倉庫を決定してしまうのはおすすめできません。
なぜなら、実際の倉庫の雰囲気や設備状況、案内してくれる現場担当者の対応などを知らないで利用すると、出荷が遅い、発注ミスや誤出荷、環境整備ができておらず倉庫内での事故が発生…など、運用開始後にトラブルが頻発してしまう恐れも。
また、万が一このようなトラブルが発生した場合にも、真摯に対応してくれる物流倉庫かどうかを見極めるためにも、物流倉庫の利用前には、見学することをおすすめします。
続いては、物流倉庫の見学でチェックするポイントについてご紹介します。
物流倉庫の見学でチェックするポイント
物流倉庫を見学する際は、以下のポイントをチェックします。
- 物流倉庫内外の環境
- 従業員への教育体制
- 入荷から出荷までの流れ
それぞれについて見ていきましょう。
物流倉庫内の環境
まずは物流倉庫内の環境をチェックしましょう。
効率的で安全なレイアウト、作業環境になっているかを確認するために、以下の項目を中心に見ていきます。
パレットがきれいに並べられているか
パレットがきれいに並べられていないと、在庫の把握が困難になるだけでなく、思わぬ事故につながる可能性もあります。
存在に気づかずに接触して、商品を傷つけてしまうということもあるでしょう。
パレットがきれいに並べられているかは、必須のチェック項目です。
作業台は整理整頓されているか
作業台がきれいに整理整頓されているのか、も同時にチェックしましょう。
効率的な作業を行うためには、作業台に不要なものが置かれていないことが重要です。
安全管理は行き届いているか
安全管理を適切に行なっているのかのチェックも不可欠です。
従業員の通路の幅は適切か、ヘルメットを着用しているか、防火対策は施されているか、非常口の周りに商品や荷物が置かれていないかをチェックしましょう。
セキュリティは万全か
「セキュリティ対策がしっかり施されているか」という点も大切なチェックポイント。
防犯カメラの設置や情報漏洩対策など、どのような工夫を行っているのかしっかり確認してくださいね。
従業員への教育体制
見学すれば従業員と顔を合わせることになるので、写真や動画だけでは分からない従業員への教育体制も把握できます。
従業員への教育がしっかり行われている物流倉庫は、安心して自社の商品や荷物を管理してもらえます。
反対に教育が行き届いていない場合は、自社の商品や荷物が乱暴に扱われる可能性があります。
それが顧客に届いてしまえば、自社の評価を落とすことに。
見学の際は従業員が気持ちの良い挨拶を行っているかなど、従業員の様子や雰囲気を見ながら、教育体制を確認してみましょう。
倉庫周りや屋外の喫煙所などの様子も、教育が行き届いているかをチェックできるポイントです。
汚れが目立ったり、ゴミが散乱しているなどの状況であれば、要注意です。
入荷から出荷までの流れ
入荷から出荷までの流れが、どのように行われているのかを倉庫見学で一通り確認できます。
実際の作業がどのように行われているか流れに沿って見学することで、自社の商品がどのような流れで管理されるかイメージしやすくなります。
以下のポイントをチェックしましょう。
- どのように入荷し、在庫を保管しているか
- ピッキング業務は適切に行われているか
- 検品・梱包作業を丁寧に行っているか
- どのようなフローで出荷をしているか
物流倉庫は利用前に必ず見学を行おう
今回は、物流倉庫の見学が重要な理由やチェックポイントについて見てきました。
物流倉庫とは、物流業務を一任する倉庫のことです。
利用を検討する際は、資料の情報や聞いた情報だけで判断せずに、事前に見学を行いましょう。
事前に実際の倉庫の雰囲気や設備状況、案内してくれる現場担当者の対応などを知っておくことで、思わぬトラブルを回避することにもつながります。
見学では以下のポイントをチェックしてください。
- 物流倉庫内外の環境
- 従業員への教育体制
- 入荷から出荷までの流れ
上記のポイントを押さえて見学し、自社の物流を安心して任せられる物流倉庫を選びましょう。
この記事を書いた人
津田 康平
キチナングループ株式会社 倉庫事業部 主任
2018年中途入社。キチナングループ株式会社 倉庫事業部営業部。前職でも営業をしていました。プライベートでは奥様と買い物に行ったり、趣味のゴルフやバス釣りを楽しんでいます。好きな言葉は「この道より 我を活かす道無し この道を歩く」。
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