こんにちは!西日本を中心に総合物流サービスを展開するキチナングループの三村です。

 

物流の5大機能という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

この物流の5大機能が確立している企業は、作業効率化やコストカットが進んでいると言われています。

 

近年はECサイト需要が高まっていることもあり、今後も物流業務に求められる機能はどんどん広がっていくことでしょう。

物流の5大機能、また最近新たに加わった機能などを確認することで、変化に合わせた物流の仕組みづくりを目指せるはず。

 

物流業務に関わるみなさん、これから物流業務に携わる予定のみなさんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

配送

 

物流5大機能を解説!それぞれの内容や役割とは

物流とは、企業などの供給者から、消費者などの需要者へ商品を運ぶ一連の流れのことです。

 

物流には5大機能があると言われており、それが「輸送」「保管」「荷役(にやく)」「包装」「流通加工」の5つです。

物流の5大機能について、それぞれ解説します。

 

輸送

商品を売り手から買い手へと移動させることを、輸送と言います。

 

物流コストの中で最も高い割合を占めるといわれているのが輸送です。

一般的に、長距離の商品移動を輸送、中距離の移動を配送と呼びます。

 

輸送の手段には、陸送、空輸、海運の3種類があります。

国内輸送においては、トラックを利用した陸送が大きな割合を占めます。

 

「輸送」や「配送」といった細かい言葉の使い分け、主な国内の輸送手段については、下記コラムもご参考ください。

輸送・配送・運送の違いとは?それぞれの意味や使い分けについて解説!

 

保管

商品を倉庫などで保管・管理することを、保管と言います。

 

保管では、適切な在庫管理が求められます。

また、商品の質を落とさないよう、温度管理等、保管場所の環境整備も重要な仕事です。

 

保管の役割を担う倉庫業を行っている業者は、保管する商品に合わせて保管業務を行います。

保管業は、木材から薬品までさまざまな商品を保管する「普通倉庫業」、低温で管理が必要な商品を保管する「冷蔵倉庫業」、原木など水に浸した状態での保管が必要な「水面倉庫業」の3つから成っています。

 

倉庫の種類については、下記のコラムで詳しく解説しています。

倉庫の種類を解説!倉庫業での分類を詳しくチェック!

 

荷役

倉庫やトラック、船などに荷物を積んだり下ろしたりすることを荷役(にやく)と言います。

物流センターなどにおける、入荷・出荷作業も荷役に当てはまります。

 

荷役の作業過程は、荷揃え、積み付け、運搬、保管、仕分け、集荷の6工程。

 

正確性と効率が求められる部門でもあり、荷役の作業内容で物流業務全体の質が左右されるといっても過言ではありません。

 

物流業務における入荷作業や出荷作業については、下記コラムでも詳しくご紹介しておりますので、あわせて参考にしてみてください。

倉庫の入荷作業を効率化!流れや効率化のコツを徹底解説

出荷業務を効率化!起こりやすい問題や効率アップの方法をご紹介

 

包装

商品をお客さまの元に運ぶ際、必要になるのが、品質を落とさないようにするための包装です。

 

包装は以下の3つに分けられます。

  • 個装:物品を個々に包装する
  • 内装:包装貨物の内部の包装をする
  • 外装:包装貨物の外部の包装をする

 

包装には、商品の価値を下げないという目的だけでなく、商品の価値を高めるという目的で使われることもあります。

 

流通加工

商品の小分けや、カット作業など、消費者が手に取ったときに利便性が良いと感じてもらえるよう、商品を加工するのが流通加工です。

流通加工には、商品そのものを加工する「生産加工」と、ラベル貼りやラッピングを行う「販促加工」の2種類があります。

 

消費者に届ける商品の利便性を上げ、価値を高めるために行われる過程です。

 

流通加工については、下記のコラムでも詳しくご紹介しています。

流通加工とは?目的や内容、アウトソーシングのメリットなど詳しく!

 

 

物流5大機能に加わった新しい機能とは?

物流の5大機能に、近年加わったのが「情報」で、6大機能や6つの機能と言われることもあります。

社会の変化により、物流業務も目まぐるしく変化し、時代の流れに合わせて新たな機能が追加されているのです。

 

物流に関する情報システムはいくつかありますが、主に次の3つを押さえておきましょう。

  • 配送管理システム:実車率や積載率を元に、効率の良い配送計画を立てる
  • 運行管理システム:計画を元に配車の管理をし、環境負荷の少ない運行も目指す
  • 在庫・倉庫管理システム:賞味期限や入庫ロットの管理など、無駄のない在庫管理を行う

 

近年、物流業務はスピードと正確性が高いレベルで求められるようになってきました。

情報管理はそれらを満たすために必要不可欠な存在となっています。

 

また、物流の5大機能に「情報」のほか、「管理」「調整」の機能も足した「戦略物流8大機能」も登場しています。

変化に合わせた仕組みづくりは、今後もますます重要になっていくでしょう。

 

 

物流5大機能とは物流業務を支える重要な要素!

物流とは、企業などの供給者から、消費者などの需要者へ商品を運ぶ一連の流れのこと。

 

物流には、「輸送」「保管」「荷役」「包装」「流通加工」の5つの機能があるといわれています。

物流の5大機能が確立されることで、物流業務の効率化・最適化が期待できます。

 

近年、物流業務はスピードと正確性が高いレベルで求められるようになっており、物流5大機能に「情報」を加えた物流6大機能、さらに「管理」と「調整」を加えた物流戦略8大機能も登場。

 

社会の変化により、物流業務に求められるものも目まぐるしく変化し、時代の流れに合わせて新たな機能が追加されているのです。

 

近年変化の激しい物流業務は、プロの力を借りるのも業務効率化の1つの方法です。

キチナングループでは、物流アウトソーシングサービスを提供しています。

お客様の状況に合わせ、最適なご提案をさせていただきますので、物流業務でお悩みのことがあれば、お気軽にご相談くださいね!

この記事を書いた人

三村 和弘

キチナンロジスティクス株式会社 営業部 課長

2021年中途入社。キチナンロジスティクス株式会社営業部。趣味はゴルフと磯釣りで、休日は妻とゴルフの練習に行ったり、職場仲間と打ちにいくこともしばしば。特技は早起きです。好きな言葉は「誠心誠意」。

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